共起語を上手に活用することでウェブサイトを飛躍的に成長することが可能です。
ポイントを理解して、しっかりと記述することが重要になりますが、ウェブ制作の過程でAltテキストの記述忘れは非常に多く、注意が必要な要素の一つになります。
Altテキストの記述を忘れたところで、サイトの表示そのものには影響はなく、作業的にも”ひと手間”という感じになるため、抜け漏れが多くなってしまいます。
共起語を記述することができる、画像のAltテキストをきちんと書いていくという”ひと手間”を戦略的に行なうことによって、ウェブサイトが大きく進化することも忘れてはいけません。
「共起語」とはターゲットとするキーワードと関連性の高い用語を意味します。
例えば「マイクロソフト」の共起語は「Windows」「Excel」「Word」「Azure」「ビル・ゲイツ」などです。
よく同義語を共起語に含めて捉えてしまいがちですが、共起語には含まれないので注意が必要です。
しばしば、共起語と比較されるのがサジェストワードになります
サジェストワードとは、特定の検索ワードとセットにして頻繁に検索されるワードのことです。
先ほどの「マイクロソフト」のサジェストワードでは、次のようなワードが検索候補に出てきます。
これらのサジェストワードが出てきます。
共起語はコンテンツの内容を判別するために影響しないという説もありますが、それは明確に否定できます。
GoogleReserchの公式ページには次のような記述があります。
word co-occurrence clustering generates topics from words frequently occurring together
mproving topic clustering on search queries with word co-occurrence and bipartite graph co-clustering
つまり「頻繁に一緒に出現する共起語からトピックを生成する」ということで、共起語によって、書かれているトピックがどのような内容の記事なのかを判断できるのです。
これらを適切に使用することで、Googleがコンテンツの内容を読み取りやすくなるのです。
逆に、適切な形で共起語が使用されていないコンテンツでは、Googleが正確にコンテンツの内容を読み取ってくれない可能性があるのです。
実際に、共起語を記述できる箇所は、全部で5箇所ありますが、画像のAltテキストは記述忘れが多く盲点です。
タイトル、パラグラフ、メタディスクリプション、記事の中身については、表面的に表示される箇所になりますので、コンテンツ作成時に共起語を使用します。
ただ、画像のAltテキストについては、テキストそのものを埋め込むことを忘れてしまいがちです。
この部分の埋め込みが抜けてしまうことで、Googleがコンテンツを正確に読み取れなくなるのであれば、非常に勿体ないことです。
画像のAltテキストに記述する共起語の重要性を知ることで、コンテンツに画像を挿入することの意義も理解できますよね。
画像は単なる装飾目的ではないのです。
インフォグラフィックとして、テキスト情報を視覚的に補う役割もあるのと同時に、共起語を記述することで、コンテンツの内容をGoogleに正確に伝える役割もあるのです。
SEOのノウハウ本を読むと「画像は最低でも5枚は挿入しましょう」と書かれているのを目にしますが、画像を差し込むことではなく、Altテキストを埋め込む場所を確保できるからという理由も含まれているのです。
かつてのGoogleアルゴリズムは、コンテンツに含まれるキーワードそのものを読み込むことでページを評価していました。
ですから、SEO対策ではキーワードが重視され、必要以上にキーワードを詰め込むことで検索結果の上位に表示されていたのです。
しかし、Googleアルゴリズムの進化にともない、Hummingbird update以降では、記事に使用される共起語(単語)によって、記事全体の内容を理解できるようになりました。
例えば「アップル」というキーワードを含むページが、コンピュータのアップルなのか果物のアップルについて書かれた記事なのかを判断できるようになったのです。
現在では、これらの手法はブラックハットSEOの手法としてペナルティの対象になっています。
キーワードと共起語を上手に組み合わることは、中身のあるコンテンツを作ることです。
裏を返せば、ユーザーにとって課題を解決するためのコンテンツをしっかりと作り込むことによって、共起語に関する課題は自然と解決することができます。
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