Microsoft Clarityを自社のWebサイトに設定する方法をご紹介します。
このツールを導入することで、無料で利用できるヒートマップツールで、ウェブサイトに訪れたユーザの行動をヒートマップ形式で視覚的に確認することができます。
それによって、ユーザーがWebサイト上のどのポイントで離脱しているかを視覚的に確認することができます。
例えば、離脱しているポイントが特定の箇所に集中している場合、そこに何かしらの問題があると想定し、Webサイトを修正することができます。
このツールは約2年前にローンチされた、比較的新しいツールですが、世界のトップ機関が信頼できる分析ルーツとして既に使用しています。
clarity.microsoft.comの調査によると、実際に様々な機関や組織がツールを使用していて、例えば、世界保健機関、シネマーク・シアターズ、スティーブマデン、IKEA、PizzaHut、Forbesなどが、既にこのプラットフォームを導入しています。
Microsoft ClarityはGoogleAnalitycsのようなアクセス解析ツールではありません。
アクセス数などの数値的な解析ではなく、ユーザのウェブサイト上での振る舞いを把握できます。
具体的には、あなたのウェブサイト上で訪問したユーザがどのように行動しているかをヒートマップ形式で確認することができるのです。
前回投稿した記事「Microsoft Clarity | 無料で使えるヒートマップツールが凄すぎる!」ではMicrosoft Clarityの機能、そして活用することで生じるベネフィットについて紹介しています。
Microsoft Clarityの概要が分かったところで、今回の記事ではそのセットアップ方法をご紹介します。
はじめに、Microsoft ClarityのWebサイトに移動して下さい。
早速、サインアップしてみましょう。
サインアップ用のCTAボタンが2か所設置されていますので好きな方をクリックします。
サインアップをクリックすると、新しいサインアップウインドウが表示されます。サインアップをするためには3つの方法があります。
一つ目は、Microsoftアカウント、二つ目は、Facebookアカウント、三つ目は、Googleアカウントを使ったOAuth認証です。
このいずれかのアカウントがあれば、わざわざアカウントを発行する必要はありません。
先ほどサインアップしたアカウント情報の確認をします。
今回はGoogleアカウントでのサインアップを選択しましたので、メールアドレスの本人確認をします。
以上でMicrosoft Clarityのサインアップは完了です。
実際にWebサイトにトラッキングコードを追加していきます。
サインアップが完了したら、Microsoft Clarityのプロジェクトを追加します。
OAuth認証によってアカウントの確認が終わったらWebサイトにトラッキングコードを追加していきましょう。
アカウントはプロジェクトとして認識され、そのプロジェクトはWebサイトまたはドメインに対して無制限に追加できます。
プロジェクト追加画面には、「+Add new project」と書かれたボタンが二か所あります。
好きなボタンをクリックしましょう。
すると、新たにポップアップウインドウが表示されますので以下の情報を入力します。
反映が終わったら「Create」をクリックします。
カテゴリ選択オプションのフィールドでは、あなたのWebサイトのカテゴリーを選択します。
Microsoft Clarityでは、センシティブな情報を公開しているサイトにはこのツールの使用を許可していません。
センシティブな情報とはヘルスケア、金融サービス、政治や行政に関係するサイトです。
最後にMicrosoft Clarityのトラッキングコードを自社のWebサイトに追加していきます。
プロジェクトのセットアップが完了したら、プロジェクトウィンドウが表示されます。
まず、プロジェクトウィンドウの右上にある「Settings」のボタンをクリックします。
次に、左側にある「Setup」ボタンを選択します。
表示されたウインドウの上部に「recommends」と記載された”リボン”が表示されているのを確認できますでしょうか。
ここで発行されるトラッキングコードがGoogleタグマネージャーで使用できるコードです。
なお、トラッキングコードを加える際には、ウェブサイトの<head>タグ内に設置するようにします。
最後に、トラッキングコードが正しく設定されているかどうかを、Microsoft Clarityのレコードやヒートマップのチェックで確認してみて下さい。
Microsoft Clarityの設定方法についてご紹介しました。
今回の記事をお読みいただき、問題なく設定は終わりましたでしょうか。
無事、設定が完了することで高品質なヒートマップ解析をすることができます。
Webサイトに訪れたユーザー離脱ポイントなどが把握でき、サイトの改善などにもつながりますので、この機会に設定してみて下さい。
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