「集客」を目的としたSNSマーケティングにおいて、ポイントとなるInstagram。
うまく活用していきたいものですが、迷走しないためにもベースである「Instagramアルゴリズム」を考えていきましょう。
SNSマーケティングの中でもInstagramは、どの企業も活用したいと思う重要なツールとなったのはご周知の通り。
国内ユーザー数は2019年3月時点で3,300万人と発表されています。総務省の2021年調べによれば、利用率は全年代で一貫して増加しており「Twitter」に並び、「LINE」に次ぐ利用率。10代~20代中心ではあるものの、10代〜60代まで幅広い年代から利用されています。
集客を夢見る企業としてもぜひ駆使していきたいものです。
Instagramを運用していくにあたって、みなさまが意識していることはなんでしょうか。
ハッシュタグの精査?コンテンツのクオリティー?その前にしっかりとInstagramを利用する意味や明確な目標設定を行う必要があります。
KGIを「認知度を上げ売り上げを増やす」と考えた時、既存の顧客1人あたりの購入数を上げるなどさまざまありますが・・・新規の顧客を獲得することを目標とするはずです。
そうしたときのKPIは「フォロワー数アップ」になるかと思います。
例えば、
KGIが「売上前年度比〇〇%アップ」だとするとKPIは「〇カ月でフォロワー数〇〇人目指す」
KGI・KPIを達成していくためには
などさまざまな要素があげられます。
目標明確にし、ベースを理解しておかないわけには具体策がわからなくなってしまうものです。そのためにInstagramのアルゴリズムをしっかりと理解することは大変重要となります。
一言で言うならばフィードや発見タブ、リールタブなどで、投稿の表示順を決めるための計算式を指します。
各機能ではそれぞれ異なるアルゴリズムによって判断され、それぞれの場所で、ユーザーによりInstagramを楽しんでもらえるようにパーソナライズされたコンテンツが提供されているわけです。
Instagramのアルゴリズムはテーマを基に形成されています。みなさまはInstagramのそもそものテーマをご存じでしょうか。
【大切な人や大好きなことと、あなたを近づける】
なるほどと納得できるすてきなテーマで、私は知ったとき感動しました。
Instagramはこのテーマをもとにフィードやストーリーズ、リールごとに異なるシグナルを使用し、アルゴリズムを判断しているわけです。このテーマでの大切な人というのは、ユーザーにとってという意味です。
自分好みにカスタマイズされたアルバムのようなホームと好きなことや気になることへの新しい出会いのきっかけとなる発見タブ。楽しいや面白いと出会えるリール、どれもInstagramのテーマに沿ったアルゴリズムの影響をうけています。
先ほどでもお伝えしたように、各機能でそれぞれ異なるアルゴリズムを使用しています。そのため判断のために必要となるシグナルも異なるわけです。
友人や家族など親しい人のコンテンツを楽しむフィードとストーリーで使用される重要なシグナルは・・・
私たちKPIを達成すべく企業側が考えることは、Instagramアルゴリズムに有益に判断されるようにどうしていくかです。
KPIが「フォロワー数のアップ」とするならば、より多くの人にリーチしてもらう必要があります。
ストーリーズでは左側に、フィードでは上位に表示させることが重要となりますが、決めているのは時系列だけではありません。
Instagramがあなたが見たコンテンツ、いいね!や保存をしたコンテンツなどの過去の傾向から、気に入ってくれる投稿を優先的に表示し、「大好きなこととあなたを近づける」ことをしてくれます。
フィードにおけるInstagramアルゴリズムが有益だと判断される5つのアクション
そのコンテンツへの関心やそのアカウントとのつながりが高ければ高いほど、Instagramのアルゴリズムによって有益なコンテンツと判断され、フォロワーから他ユーザーへ、その先の新たなユーザーへと広がっていくわけです。
この連鎖がリーチ数アップに繋がっていきます。
近年ではハッシュタグのほか、発見タブからのリーチが増えてきました。新規リーチを発見タブから獲得し、より多くのリーチ数を獲得するためにもInstagramアルゴリズムを理解し、より質のいいコンテンツを提供し、フォロワーに楽しんでもらいましょう。
フォロワー以外の新規リーチ数を獲得するためにもフォロワーに対して、フィードではより上位に、ストーリーズではより左側に表示させるように工夫をする必要があります。
Instagramのアルゴリズムを理解することで興味や関心を引くコンテンツにしていくには?フォロワーとのつながりを深めていくには?などKPI達成するためのInstagram運用の道しるべが見えてきます。
今回の記事が、Instagramを運用していく上でのヒントになれたらうれしいです。
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