Google広告の表示回数の割にクリック数やコンバージョン数が低下した場合、見出しや説明文を改善してくことはもちろんですが、検索語句を工夫した方がいいかもしれません。
リスティング広告において検索語句はパフォーマンスの向上や、新たなキーワードの獲得に役立ちます。今回は、Google広告の検索語句についてご紹介します。
リスティング広告の場合、検索キーワードは重要な項目です。設定する際には、どのキーワードで獲得したいのかを明確にしていく必要があります。この検索キーワードは、こちら側が広告を表示させたい語句を設定します。
それに対し、検索語句は、実際にユーザーが検索した語句のことを指します。
例えば、「ハイカットスニーカー」という検索キーワードをリスティング広告に設定していたとします。「黒 ハイカットスニーカー」と検索するユーザーがいました。この「黒 ハイカットスニーカー」は、検索語句になります。
「ハイカットスニーカー」と検索キーワードを設定していたため、検索結果ページに広告が表示される可能性があります。
このようにキーワードと言っても、意味合いが変わってきます。まずは、その違いを理解しましょう。
ではなぜ、検索語句を確認する必要があるのでしょうか。
ユーザーが、何かを知りたい・行きたい・買いたいなど、情報を得たいと思った時に検索するものが、検索語句です。その検索語句から、ユーザーの検索意図を把握することができます。
検索意図は4つに分類ができます。
それぞれ、ユーザーが求めている情報が異なります。検索キーワードだけでは、図りしれないユーザーニーズを検索語句によって把握することができるようになります。
検索語句を確認することで、実際に表示に繋がっている語句を把握することができます。また、掲載結果も確認できるため、成果に繋がっている語句を知ることできます。
全てのキーワードを想定して、設定することは難しいです。検索語句を活用すれば、新しいキーワードを獲得することができます。
ちなみに検索語句は、キーワードとして設定が可能です。効果の高い検索語句は、ぜひ、追加しましょう。
検索キーワードに対して、検索語句はさまざま存在し、検索意図が異なります。
例えば、ECサイトを運営している広告主が「ハイカットスニーカー」を検索キーワードとして設定していた場合で考えてみましょう。
Aさんが黒のハイカットスニーカーが欲しいと思い、検索したとします。その場合は恐らく、「ハイカットスニーカー 黒」と検索するはずです。この時は、Google広告が表示され、クリックされやすいと考えられます。
しかし、Bさんがハイカットスニーカーをきれいにする方法を知りたく、「ハイカットスニーカー クリーニング」と検索した場合はどうでしょう。
「ハイカットスニーカー」と検索キーワードを設定しているので、おそらく広告は表示されます。ですが、ECサイトが見たいわけではないので、クリックはされません。
仮にクリックがされたとしても、求めていた内容のページではないためにすぐ離脱し、コンバージョンには繋がりませんよね。
表示に対してクリックされないため、広告のパフォーマンスは低下していきます。
ターゲットではない、検索語句を除外することで、意図しない表示を防ぎ、パフォーマンスを向上させることができます。
まずはじめにすべてのキャンペーンの中から該当のキャンペーンを選択します。その後で、灰色のメニューバーの「キーワード」を押下します。
すると、メニューが展開され、次のような検索キーワード画面に切り替わります。
該当のキーワードのチェックボックスにチェックを入れます。すると、上部に青色のバーが表示されます。表示されたバーの中から「検索語句」を押下します。
下記のような検索語句画面では、該当キーワードに対する検索語句が一覧で表示されています。この画面で掲載結果などを確認することができます。
ちなみに、検索語句をキーワードとして追加したり、除外キーワードとして追加するのは、この画面から行えます。
該当の検索語句のチェックボックスにチェックを入れると青色のバーが表示されます。
表示されたら、どちらかを選択することで設定ができます。
Google広告のパフォーマンスを向上させるためには、多くの工夫が必要です。
見出しや説明文だけでなく、検索キーワードに対してどのような検索語句で表示されているのかを把握し、ユーザーのニーズを知ること。その上で精査することが、成果を高めるために重要なポイントです。今回ご紹介した検索語句は、ぜひ活用していただきたい項目となるので、確認してみてください。
関連記事