Google広告を様々な視点から解説していき、ビジネスにおけるリスティング広告の重要性について解説していきます。
リスティング広告に関する情報は、この記事だけで十分網羅されている状態になっていますので、ぜひ最後までお読み下さい。
どんなに素晴らしい製品やサービスも、正しい広告戦略を実施しなければ、それは全く意味のないものに終わってしまいます。
リスティング広告は、あなたのビジネスにおける差し迫った問題を解決するための最適な方法の一つだと我々は考えています。
広告によってビジネスを広めるための方法は、何千通りと存在します。そしてまた、従来のような広告手法を取り入れるべきか、デジタル広告チャネルを取り入れるべきか、多くの方が状況に応じて決めかねていることも十分理解しているのです。
もし私が次のようにお伝えしたらどうでしょうか。
オンライン広告を出すことで8:1のROIを獲得、または1万円を投資して8万円の利益を獲得できると、私がお伝えしたらどうでしょうか。
8:1のROIについては、『How we calculate Google’s economic impact(Googleの経済効果の計算方法)』を参照しています。
statista.comの『Worldwide desktop market share of leading search engines(世界の検索エンジンのマーケットシェア)』によれば、2021年6月時点でGoogleは検索エンジン市場の86.64%を独占していて、この状態は既に何年も続いている状態です。
Google広告には、広告プラットフォームにいくつかの広告キャンペーンが用意されています。今回のブログ、『Googleリスティング広告コンプリートガイド』を最後までお読みいただくことで、Googleリスティング広告に関する情報を全て確認することができます。また、Googleリスティング広告は、Google検索広告、Googleテキスト広告と言われることもありますので、そのあたりも注意して下さい。
またこの記事では、Google検索広告キャンペーンの設定方法を最初から最後までご紹介していきますので、これからGoogle広告を始めようと考えている方にとって非常に役に立つと思います。
Google広告とは、以前から多くの人にインターネット広告の代表格として親しまれている、Google AdWords(Googleアドワーズ)とGoogle AdWords Express(Googleアドワーズエクスプレス)は、オンライン広告のプラットホームです。Google広告の多くは、クリック課金モデルを採用していて、全てがGoogleによって開発・管理されています。
また、Google広告は、少額の予算に対応したり、自由自在にカスタムできるようにして広告主のニーズに対してきめ細かな対応をしています。一方でGoogleディスプレイ広告では、オーディエンスの視覚に最も入りやすいディスプレイ画像を用いて広告キャンペーンを展開します。
このようにGoogle広告では、ディスプレイ広告とテキストベースの検索広告によって成立しています。
PPC広告は様々な理由、具体的には費用対効果の高さやデータ分析が可能な点などによって、広告の枠組みの中で非常に有名な存在になりました。Google広告は、そのサービスそのものの柔軟性や多様性により広告主に対して大きなメリットを提供し続けているわけです。
その中でもGoogleリスティング広告(Google検索連動広告)は最もポピュラーなクリック課金広告の一つになります。
検索エンジン市場を独占していることからも、Google広告は間違いなくオンライン広告の中のベストプラットフォームです。実際にビジネスの現場では、様々な目的に応じて、Google広告が使われています。
例えば、もしあなたがショップオーナーで近隣のお客様の来店数を増やしたいとしたら、”ローカルADキャンペーン”を選択して広告を作成したり、もしあなたが、今すぐに見込み顧客を獲得をしたいのなら、”検索ADキャンペーン”を選択して広告の準備をするといった感じで、『新しいキャンペーンを作成』では多くの広告キャンペーンタイプをこの中から選択することができます。
以下の統計をご確認いただけば、あなたのビジネスにとって最も優れたオンラインプラットフォームであることは一目瞭然です。
さらに、statcounterの記事によると、2021年12月時点の日本国内の検索エンジンマーケットシェアでは77.01%の市場シェアをキープしており、今後も維持または伸びていくことが予想されています。
Googleリスティング広告はペイド広告のカテゴリーに分類されます。
検索クエリによって、あなたの目の前に表示される検索結果画面は常に変化します。
ただし、通常、検索結果画面は2つのタイプに分類されます。
上記の検索結果の画像をご確認下さい。
私が”パソコン”とGoogleで検索した時に、上のような表示結果を得ました。この表示結果は、Googleリスティング広告、ショッピング広告、そしてオーガニックサーチの3つの表示結果で構成されていることがお分かりいただけます。
ここで話を少し進めます。私たちはここで”明らかにしなければならない何か”がありますよね?
あなたが他の情報ソースやブログなどをチェックしていると、Google検索広告に関して異なる定義がされている場合もあるのではないでしょうか。
特に、あなたが日本人が書いたブログをチェックしている場合、多くは”リスティング広告”と定義しています。一方で海外の様々なウェブサイトを確認すると、多くは”検索広告”と言及しています。
しかし、Google Adsの公式リソースによれば、主に3つの広告タイプに分類することができます。
この広告は、Googleディスプレイネットワークの中にある200万以上のWebサイトに広告が表示されます。この広告は通常、画像タイプの広告になります。Googleディスプレイネットワークは90%以上のオンラインカスタマーに対して画像形式で製品やサービスを訴求することができるのです。
あなたがYouTubeの熱烈なファンなら、どれくらいの数の広告をYouTubeでご覧になったか思い出してみて下さい。※YouTube Premiumに加入していて広告を非表示にされている方は広告は表示されないと思いますが・・・
Googleビデオキャンペーンでは、YouTubeを再生する前とYouTube動画を見ている途中に広告動画を表示させます。これらの広告は通常6分~15分の長さの動画が用意され、視聴者は広告全体を見ることも可能ですし、所定の時間が経過したらスキップさせることも可能です。
GoogleサーチネットワークはGoogle検索に含まれる、検索ベースのWebサイトやアプリの集まりです。あなたのリスティング広告は検索結果に表示されます。
あらかじめ設定した入札額や他の関連要素によって、Googleは検索結果のどの位置に広告を表示させるかを決定します。これにより、検索結果画面の上部に表示されるか下部に表示されるかが決定することになります。
先ほど私たちは、Googleが63,000以上の検索を一秒間に処理しているとお伝えしました。このような検索が常に行われている中で、あなたの広告は、潜在顧客が類似のサービスや製品などを検索した際に次々と表示されていきます。
これが本日の記事のトピックです。様々な調査によれば、多くの人がこれらの広告をリスティング広告または検索広告と呼んでいると結論づけています。
そこで、私たちはこれらのタイプの広告をGoogle検索広告またはGoogleリスティング広告と呼ぶようにします。
リスティング広告とは”何なのか?”ということを、始めて理解する方はぜひ覚えておいて下さい。リスティング広告では、検索広告以外のタイプの広告キャンペーンも利用することができます。ただ、あなたが経営者またはそれに近い立場にいらっしゃるのであれば「なぜGoogle検索広告に対して投資をするべきなのか?」ということについて知っておくべきでしょう。
そこで私たちは『なぜあなたのビジネスプロモーションにおいてGoogle検索広告が必要なのか?』というあなたにお伝えするべきGoogle検索広告の3つのメリットについて準備してきました。
早速ですが、ご紹介していきましょう。
Google検索広告では、広告主にとって必要とする正確なカスタマー情報を提供するために、様々なターゲティングオプションが提供されています。
その理由は、自社のサービスや製品に対して興味を持っているカスタマーに対して、タイムリーに自分たちのWebサイトにアクセスしてもらうためです。正確なターゲッティングオプションにより、自社のサービスや製品に興味関心の高い見込み顧客を集めることにつながります。
キーワードとは、自社にとっての潜在顧客が検索に使用するであろう単語やフレーズのことを言います。製品やサービスにとって最適なキーワードを設定することによって、広告主が意図するような効果的な行動に繋げることが可能になります。
さらに、”除外キーワード”を設定することで、広告主が望んでいないターゲットや行動に対して、広告を制御することも忘れてはなりません。
Google検索広告を表示させる、あなたのターゲット属性、具体的には年齢層、地域、性別、言語なども細かく設定することも可能です。
時に広告主は、広告を特定の端末のみターゲットにしたいケースも出てくると思います。例えば、モバイル、タブレット、そしてパソコンのみ表示させたいといったケースです。Google検索広告では、端末のターゲティングオプション機能も提供されています。
クリック課金型の広告モデルでは、誰かが広告をクリックした場合にのみ費用が発生します。費用については、広告主の予算に応じて一日の予算の上限を設定できます。※ただし、一日の予算の2倍程度は課金される場合があるので注意が必要です。
最低利用金額などの制限はありませんが、仮にあなたが一日100円といった少額の予算設定をしたところで、広告の効果は期待できません。キーワード単価と目標(表示数・クリック数・CV数)に応じて最適な予算を考える必要があります。
ここでお伝えしたいのは、あなた自身がGoogle検索広告のプラットフォームで広告予算を自由自在にコントロールできるということなのです。
広告主は、キーワードの入札単価を自由自在に増やしたり減らしたりすることが可能で、検索結果画面の上位にあなたのページを表示させるために入札単価を増やすこともできます。さらに、”広告品質スコア”が高ければ、少ない予算で検索結果画面の上位に表示させることも可能です。
つまり、検索広告で上位表示させるために必要なことは『入札単価×広告品質』ということになります。
Google検索広告は膨大な予算を確保できる、一部の大手企業だけの広告手法ではありません。この点がテレビコマーシャルやビルの看板などといった伝統的なマーケティング手法とは異なる点で予算と広告品質に応じて公平に広告を表示してくれるため、中小規模の事業者にとっても費用対効果の高い広告手法だということが言えます。
Google広告では、リアルタイムに検索広告キャンペーンの情報をトラッキングしています。広告主にとっても同じようなことが実現可能です。詳細な情報をリアルタイムに把握するために、Google広告のアカウントとGoogleAnalitycsを連携させましょう。
これらのトラッキングデータの重要性は、マーケティングの意思決定においては重要な役割を果たします。
もし仮に、クリック数の日次データが突然大幅に下がってしまったとします。そしたら、すぐにデータを分析しましょう。
クリック数が下がった理由は週末、朝や夕方のような特定の時間だけでしょうか。もしそのような理由だけが原因ならば、その時間や曜日に関しては広告を非掲載にしてしまえばいいのです。
このパートでは、Googleリスティング広告に投資するメリットについて大きく3つご紹介してきました。
Googleリスティング広告では、Google広告プラットフォーム、そのプラットフォームと連携されたGoogleAnalitycsを活用することで、タイムリーにあなたの広告の状況を把握することができ、そのデータをもとに、戦略的な意思決定を下すことができます。
データを分析して様々な意思決定をタイムリーにすることができる。これが多くのビジネスのニーズを満たしているわけです。
このパートではGoogleリスティング広告の3つのタイプについてご紹介していきます。
拡張テキスト広告は最もスタンダードなテキスト広告です。このスタンダードなテキスト広告では、広告文に使用されるテキストの数が厳格に制限されています。
なので、文字数の枠を広げ、広告主のメッセージをより多く表示させるために、Googleはいくつかのアップデートを加えて、新たなETA ad フォーマットを紹介しています。
拡張テキスト広告は、3つの見出しフィールドと、2つの90文字まで入力可能なディスクリプションフィールドがあります。
もちろん、この広告はモバイルにも最適化されていて、Google広告の管理画面で実際に表示される広告プレビューを確認することもできます。
Googleでは、ここ数年、広告主に対して『Google広告の自動化ルール』を導入するよう継続的に呼び掛けています。
2022年6月30日以降、拡張テキスト広告は作ることも編集することもできなくなります。なので今は、拡張テキスト広告から、レスポンシブ広告やダイナミックサーチ広告のようなAIベースのリスティング広告に移行する期間だということです。
レスポンシブ検索広告は、検索者が使用するクエリに対して最適な広告を提供することに特化した広告になります。広告主の潜在顧客は異なるタイプの端末を使用します。そして、彼らが実際に使用するクエリは異なります。
何十億もの検索が日々検索エンジンで行われています。そして、日々尋ねられるクエリの中で16%~20%はこれまでに尋ねられたことのない新しいものになるのです。
参照:Google検索統計(Internet live statusより)
このような状況で、通常のテキスト広告では日々尋ねられる新しい検索クエリに対して、最適な検索結果を表示させることが難しくなってきました。
レスポンシブ検索広告では、作成することができる見出し、ディスクリプションの数は大幅に増えました。見出しは15個まで、ディスクリプションは4つまで用意することができます。原稿の内容をより細かくしたことにより、Googleは広告主の潜在的なお客様に対してより魅力的な広告を届けることができるようになりました。
さらに、Googleでは異なるタイプの広告を混在させてカスタマーに表示させ、現在テストしています。今後、機械学習のための時間が多く費やされることで、もっと効果的な広告見出しや説明文がリスティング広告の中で生み出されることでしょう。
今後、リスティング広告を出稿するまでの業務のほとんどが自動化されることが予想されます。それにともない、リスティング広告の運用代行業者も淘汰されていくことは十分考えられます。
ただ単に、広告を作成し維持・管理するのではなく、より戦略的な部分に目を向けていく必要があると我々は考えています。リスティング広告の運用を考えている方は戦略的な視点が含まれた提案が受けているか、改めて見直してみてはいかがでしょうか。
Googleの人工知能研究はもの凄いスピードで進化を遂げています。それにより、機械学習によって自動的に生成された広告をあなたの潜在顧客に対して配信する絶好のチャンスが今はあります。
あなたがターゲットキーワードを含めたディスクリプションを加えたら、広告主のWebサイトURLより広告のランディングページを使用して、リスティング広告のヘッドラインも使用します。
しかし、動的検索広告では、しっかりと作り込まれたWebサイトからしか広告を生成することはしません。
例えば、この動的検索広告のフォーマットでは、WebサイトのHTMLコードからタイトルを引用して見出しを生成します。従って、もしあなたのWebサイトが構造化されていないデザインのコンテンツだったり、全く関連性の低いタイトル見出しで公開している状態であれば、あなたが期待するような結果は生まれないと思います。
これまで、自社のサービスに関するWebサイトをしっかりと作り込むことの重要性を私たちは繰り返し説明してきました。コンテンツの重要性についても同じです。
構造化されたマークアップ言語でしっかりとWebサイトを作り込むことは、今後ますます需要になってくることをしっかりと覚えておいて下さい。
Googleリスティング広告にとって最善の事例とは、目標を達成させることにフォーカスすることです。
設定したROI目標はこれまでお伝えしてきたようなGoogle検索広告キャンペーンで達成することが可能です。
サイバーブリッジでは、私たちがこれまで培ってきた経験と直近の実践経験によって獲得したノウハウにより、Googleリスティング広告キャンペーンの最適化プランがあります。そこで、いくつかのベストプラクティスをご紹介したいと思います。
これまで何度も、オンラインでビジネスを展開していくためにキーワードリサーチをなぜ行なう必要があるのかを私たちは説明してきました。
あなたのビジネスのスケールは一切関係がありません。あなたのビジネスに関するキーワードリスト、潜在顧客が検索するであろうキーワードをリスト化することで、既にマーケティング戦略の50%は達成できている状態にあると断言できるでしょう。
この点については、「どうやって潜在顧客は私たちのWebサイトにリーチできるのか?」ということについて、”総合的に”考えるようにアドバイスしています。もしあなたが、実店舗を経営していて、製品やサービスを販売した経験があるなら、ぜひ思い返してみて下さい。
「どのようにお客様があなたの製品について尋ねてきましたか?」
「どんな言葉やフレーズを使って要求をしてきましたか?」
新しいキーワードを見つけるために「Googleキーワードプランナー」を活用しましょう。このSEOツールを活用することで、キーワードの検索ボリュームを調査することができます。さらに、Googleキーワードプランナーでは、キーワードがどのようなパフォーマンスを発揮するのかを予測します。
キーワードボリュームとキーワードパフォーマンスを予測してくれる、Googleキーワードプランナーは、あなたの広告戦略だけでなく、SEO戦略にも大いに役立ちます。
SEOツールについては『SEOツール : Google7つの神器 (Google SEOのためのコンプリートガイド)』もチェックして下さい。
あなたは検索広告キャンペーンに広告を出していてキーワードリストを所有しています。広告用に設定したリストにあるキーワードが、どのくらいランディングページへのアクセスをもたらしているかを、Google広告プラットフォームの中で確認することができます。特定のキーワードがGoogle広告キャンペーンの中で広告文クリックのトリガーになっていないとしたら、そのキーワードは残しておく必要がありません。さっさとキーワードを入れ替えるか削除してしまいましょう。
一つの広告グループに対して、常に20‐25個のパフォーマンスのよいキーワードを用意するようにしましょう。そして、パフォーマンスの悪いキーワードがあれば、別のキーワードと入れ替えたりして、常にキーワードのクリーニングを行なうようにしましょう。
Googleリスティング広告の管理画面には上のような『検索キーワード』のセクションがありますので、定期的(最低でも1週間に一度)に開き、クリック数やクリック率のチェックをそれぞれのキーワードに対して行うようにしましょう。その際に、右上にある対象期間の修正も忘れずに行って下さい。
”キーワードの最適化”に関するコンテンツは『キーワードを使用して潜在的な顧客を獲得する方法とは?』の中でも詳しく書いていますので、一緒にご確認下さい。
除外キーワードの管理をしっかりと行なうことで、広告運用の精度は一気に高まります。ついついキーワードの管理に目が行きがちで、除外キーワードについては忘れられてしまいますが、同じくらい大切だということを、ぜひ理解しておいて下さい。
上の画像は”手織り絨毯”を販売しているWebサイトの広告管理画面の一部です。これは非常にニッチな製品になるため、正確な潜在顧客に対してターゲティングする必要があります。
Google広告のダッシュボード画面を確認することで、どんなフレーズや語句が引き金となって、検索結果画面から流入しているか確認できます。
ここでもし、他のブランドに関連する検索フレーズ、つまり広告主がターゲットにしているオーディエンスグループとは関係のないキーワードからの流入が目立つようなら、これらの検索フレーズやワードは除外キーワードリストに入れなければなりません。
除外キーワードの追加は「概要」から追加することもできますし、”除外キーワード”セクションに移り、除外キーワードリストを作成したり更新したりすることができます。
Google広告のサポートページによると広告主は20,000個のリスティング広告キャンペーンを作ることができます。ではなぜ、一見、無関係だと思われる内容で広告を表示するのでしょうか。
広告主やリスティング広告の運用代行業者の多くは、この点に関して全く意識していません。恐らく、広告グループを作成して、コピーを書き、キーワードリストを作成するのに膨大な時間と労力がかかるからだと思います。ただ、これだけは覚えておいていただきたいのは、時間と労力を費やした分だけ、結果として返ってきます。
リスティング広告と検索者の検索意図(課題など)を合致させることはとても大切なことです。ですので、確実に関連性のあるヘッドラインとコピーを書くようにしましょう。これは基本的なことですが忘れてはなりません。検索広告は、検索者の検索意図を汲み取る必要があります。
Googleではそれぞれの広告グループが最良の結果を出すために最低でも3つ以上の広告を各グループで作成する必要があると推奨しています。複数の広告を広告主が用意することによって、Google広告のアルゴリズムが最適化してくれるというわけです。
参考:少なくとも3つの広告で特定の広告グループを作成する(Google広告ヘルプより)
2022年6月30日以降、Googleリスティング広告のキャンペーンでは拡張テキスト広告の作成・編集ができなくなります。ですので、これからGoogleリスティング広告を始める場合は、レスポンシブリスティング広告に特化した広告戦略を考えれば問題ありません。
もし、あなたがとても忙しく、広告の表示結果に関して分析したり最適化したりする時間があまり確保できないのであれば、ダイナミック検索広告は最適なオプションになります。
このタイプの検索広告の中で、Googleは自動的に広告見出しを作成してランディングページもユーザの興味に合致するものを作成します。
ただ、ダイナミック検索広告で広告主が望むような成果を出すなら、”しっかりとしたWebサイト”を用意する必要があります。もし、コーディングやデザインが最適化されておらず、専門家によって作られているものでなければ、このタイプのリスティング広告で成果を出すのは難しいでしょう。
検索ユーザがあなたのリスティング広告をクリックしたら、ユーザの端末上の画面は、広告にリンクしたWebページに推移します。広告をクリックしてユーザの目に飛び込んでくるページをランディングページ(LP)と呼びます。
検索ユーザは様々な理由でリスティング広告をクリックします。しかし、最も重要で確度の高い動機としては、広告主の検索広告の見出しとコピーが検索ユーザの検索意図と一致していることです。そして、検索ユーザは、広告主が提示するランディングページは、自分たちが抱えている疑問や課題、悩みなどを解決してくれるソリューションだと理解します。
ここで考えていただきたいのが、検索者が抱えている疑問や課題、悩みなどがこのページでは解決できないと思ったら、彼らはどんな行動に移るでしょうか?ということです。
恐らく、彼らは離脱してしまうはずです。検索キーワードとリスティング広告そしてランディングページの内容が100%一致している必要があります。
Googleでは、広告やランディングページを1-10のスケールの『品質スコア』で表示してくれます。この品質スコアが高ければ高いほど、他の広告主と比べて、広告とランディングページがキーワードで検索しているユーザにとって、関連性が高く有用であることを示しています。
参考:品質スコアについて(Google広告ヘルプより)
hubspotが最近公開した記事によると、購買者の不安や悩みに対して、解決策を提示している広告はそうでない広告と比べてコンバージョンレートが80%も増加したと言われています。
いずれにしても、ランディングページのタイトル、見出し、コンテンツに焦点を当てて、良質なページを作り上げていく必要があるのです。
Google検索広告キャンペーンの設定をするために、まず最初にやらければならないのは、Google広告用のアカウントを準備することです。
早速、登録ページに推移してみましょう。
まだ、登録が済んでいない場合は登録ページからアカウントの準備を行なって下さい。
上のリンクをクリックしたら、下の画像のようなGoogle広告の登録ページに推移します。
あなたが、ここで必要な情報があれば、GoogleサポートにEmailまたは他のメッセージオプションを通じて問い合わせてみて下さい。
Google広告アカウントの登録が完了したら、次に右上の青いボタン『今すぐ開始』をクリックして、画面に出てくるガイドに従って対応していきます。
一旦、広告プラットフォームにログインすると、新しくリスティング広告キャンペーンを作成する方法は2通りあります。
1、『+新しいキャンペーンを作成』のボタンをクリックします。
2、左のサイドバーにある”キャンペーン”セクションをクリックして、「青色の+(プラス)」をクリックします。
1、2のいずれかの方法で『新しいキャンペーン』を作成していきます。
最初のステップでは、キャンペーンの目的を選択します。全ての”広告キャンペーン”には、それぞれ達成するべき目的があります。それぞれの目的に応じて、資金を投資していくことになりますが、大きく分けて、Webサイトのトラフィックを増やすかブランド認知を高めるかということになるでしょう。
Google広告ではキャンペーンの目標に応じて、それを達成するためにキャンペーンを最適化しています。広告主は、目標に応じて、以下のようなキャンペーン項目から最適なものを選択するだけです。
または、目標を設定せずにキャンペーンを設定することもできます。この方法は、Googleの最適化案を適用せずに、キャンペーンを作成する方法になります。
今回は『目標を設定せずキャンペーンを作成する』を選択して、キャンペーンを作っていきましょう。
次に、キャンペーンタイプを選択します。キャンペーンタイプも全部で9つあります。”検索広告”だけでなく、”ディスプレイ広告”、”ショッピング広告”、”スマート広告”など様々なオプションがありますので、目標に応じて最適なキャンペーンタイプを選ぶようにします。
今回は、リスティング広告キャンペーンの準備をしたいので、”検索広告”を選択していきましょう。
続いて、コンバージョン目標を使用してキャンペーンの掲載結果を最適化していきましょう。コンバージョンを記録していきます。
この項目ではアカウント全体のコンバージョン目標か特定のキャンペーンのコンバージョン目標を設定することができます。
「続行」ボタンをクリックしたら、いよいよ広告の設定のセクションに移動します。まず最初に、キャンペーンの名の設定をします。キャンペーン名はあなたの好きな名前を設定することができますが、分かりやすい適切な名前を設定すればOKです。例えば、日付やキャンペーンの目的、キャンペーンタイプなどをキャンペーン名に含めると後々、分かりやすくなりますので、分かりやすいキャンペーン名にするとよいでしょう。
そして、どの広告ネットワークにリスティング広告を掲載したいかを選択します。ここでは『検索ネットワーク広告』『ディスプレイネットワーク広告』のいずれかを選択するか、露出を増やすために両方のネットワークを選択することもできます。
Google広告の設定項目には様々なパートがありますが、最も大切になる設定項目は、このターゲットオーディエンスのパートになります。
最初に、広告対象エリアの設定から始まります。ローカルエリアが対象なのか?日本国内を対象とするのか?それとも全世界または国と地域を対象とするのか?あなたのサービスや製品を宣伝したい広告エリアを決めていきましょう。その後、オーディエンスが使用する言語の設定に移ります。
Googleは予算に応じた広告効果などのいくつかサジェストしてきます。このあたりを参考にしながら、一日あたりの広告費を決めて下さい。先ほどもお伝えしましたが、一日の予算に下限はありませんが、1日あたり100円の予算を設定したところで、広告に対して成果を獲得することはできません。ですから、予算の決定については、慎重に行っていただきたいものの、より賢く設定する必要があります。Googleリスティング広告の成果は、この予算の設定方法にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
続いて、広告グループを作成しキーワードリストを作成しなければなりません。
既に、キーワードリサーチを行っていて、キーワードリストが出来上がっているのなら、この項目に貼り付けるだけで問題ありません。
キーワードを抽出する別の方法としては、用意したランディングページのURLを入力することで、Google広告プラッtフォーム側で広告主(ランディングページ)がターゲットとするキーワードをリスト化してくれます。
ここまで、キャンペーン、広告グループ、キーワードといった単語が出てきました。Googleリスティング広告に初めて触れる方にとっては全体像がなかなか見えにくいと思います。
シンプルにGoogle広告の構造を入れ子構造でご理解いただくととても分かりやすいと思います。
広告の構造としては、【広告キャンペーン>広告グループ>キーワード】
広告キャンペーンの中に広告グループは複数用意することができ、それぞれの広告グループの中にキーワードを入れ込んでいくイメージです。
私は管理上、1つの広告グループに対して1つのキーワード(メインワード)に設定する方法を推奨しています。なぜなら、その方が管理がしやすいからです。
ぜひ参考にしてみて下さい。
さあ、いよいよGoogleリスティング広告の設定方法に関して最後のパートにたどり着きました。
最後のステップでは、リスティング広告の作成方法について焦点を合わせます。
まず最初に広告の『見出し』を作成していきましょう。広告の見出しは最大15個まで用意することが可能です。さらに、広告の説明文(ディスクリプション)を4つまで用意できます。入力フィールドを全て満たすことができるようにしっかりと埋めていきましょう。
項目を戦略的な記述でテキストでしっかりと埋めることで、様々なテストを実施して、広告キャンペーンにとって最適なリスティング広告のコピーの組み合わせを見出してくれます。
Googleリスティング広告では、常に”キーワード”に対して貪欲に追求して下さい。
キーワードリストとリスティング広告の見出しや説明文、そしてランディングページは非常に密接に関係しているのです。
一通りリスティング広告を作成したら、プレビュー画面で実際に表示される広告を確認することができます。パソコンとモバイルの画面で実際にどのように広告が表示されるのかを確認してみましょう。
プレビュー画面をチェックしたら、広告のイメージが実感できるはずです。
広告を実際に公開したら、しばらくは様子を見て下さい。最初の内は、思うような結果が出ない場合もありますが、ここでむやみにデータを変更してはいけません。機械学習の効果が発揮され効果が出始めるまで10日前後かかります。データを検証して改善するのはその後です。
世の中には様々なリスティング広告のフォームがありますが、Googleでは最も広告主の目的を満たす広告プラットフォームを提供しています。
今回の記事では、Googleリスティング広告に関する詳細な内容を書かせていただきました。
様々な異なるタイプのリスティング広告があり、ターゲットオーディエンスにリーチするための最も効果がある手法を解説しています。
また私たちは、”Google検索広告キャンペーンの作成方法”についてステップバイステップ方式で解説しています。
Google広告は、約8倍のROI効果があると言われています。
サイバーブリッジのデジタルマーケティングチームでは、あなたがGoogleリスティングを始めるにあたってのサポートをする準備が出来ています。
下記の問い合わせフォームより情報を入力して送信して下さい。
さあ、2022年の目標をGoogleリスティング広告で達成しましょう。
Googleリスティング広告でビジネス目標を達成させたい。集客のチャンネルを増やしたい。デジタルマーケティング戦略に取り組みたい。このようにお考えの方は、サイバーブリッジ株式会社、デジタルマーケティングチームにご相談下さい。
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