デジタルマーケティング

設定する前に知りたい!URLパラメーターについて

Webでの施策を計測する際にパラメーターを使用していますか?URLパラメーターについて、きちんと知っておかないと、正しく計測ができないことがあります。

そこで、今回は設定する前に知っておきたい。URLパラメーターについてご紹介します。「URLパラメーターって何?」という方は必見です。ぜひ、最後までご覧ください。

URLパラメーターとは

URLパラメーターは、データを収集するためにURLの末尾に付け加える変数のことです。

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上記のようにURLの後に「?」から始まる部分を指します。パラメーターを使用することで、Webサイトの流入にどのように貢献しているかを計測することができます。

例えば、ある特定のページへの流入媒体はWeb広告、SNS、Eメールなどが挙げられます。これらの内どこからが多いのかや特定の参照元を計測したい時などに使用します。URLパラメーターの役割は、サーバーに情報を伝えることです。つまり「アクセスしているユーザーの状況」をサーバー側に知らせることができます。

URLパラメーターの種類

URLパラメーターには2つ種類があります。

  • パッシブパラメーター
  • アクティブパラメーター

パッシブパラメーター

パッシブパラメータとは、付与しても遷移するWebページが変わらないURLパラメータを指します。このパッシブパラメータの使用目的は情報収集やデータ解析になります。

参照元や広告媒体の種類などを指定します。これにより、どのような流入経路がコンバージョンに貢献しているか、などを判断できます。例えば、GA4などのWeb解析ツールを使用して、流入元ごとの閲覧データを取得することができます。

Web広告・SNS・Eメールなど、媒体ごとにパラメータ付きURLを作成しましょう。施策の効果測定を詳細に行うことができます。

アクティブパラメーター

一方、アクティブパラメーターは、付与することで遷移するWebページが変わるURLパラメーターを指します。ECサイトなどで絞り込み結果を表示させたり、並び順を変えるために用いられます。それにより、多様なサービスの中から特定ページの閲覧を促進できます。

URLパラメーターを活用するメリット

なぜ、URLパラメーターを活用した方が良いのか。それは、「Webサイトへの集客を分析できる」というメリットがあるからです。

例えば、Webページの閲覧に至る経路としてはGoogleなどの検索エンジンがあります。その他、SNSツールやWeb広告、メールマガジンなども考えられます。これらの参照元をURLパラメーターを活用すれば、詳細に知ることができます。PV数やCV数に効果的な媒体が分かることで、施策に活かすことが可能です。さらには、オーガニック検索と有料広告の閲覧データを区別して計測することができます。

使用する際の注意点

便利なURLパラメーター。しかし、正しく設定しないとデータ分析を行うことができません。そこで、作成する際の注意点をご説明させていただきます。

  • 日本語を使用しない
  • リダイレクト時の設定を確認する
  • 重複コンテンツに注意する

日本語を使用しない

URLパラメーターを作成する際にはなるべく日本語を使用しないようにしましょう。

日本語を使用すると文字化けの原因になります。さらには、とても長いURLパラメーターになってしまいます。文字化けが原因となり、正しく計測が行われない可能性があります。英語表記やローマ字表記、半角英数字などを使用するようにしましょう。

リダイレクト時の設定を確認する

リダイレクトで遷移するページの設定には充分に注意しましょう。設定不足により、遷移する際にパラメーター情報が失われてしまうことがあります。その結果、データ収集や計測ができなくなります。リダイレクト先を設定する際には、データが引き継ぎが行われるように設定する必要があります。

重複コンテンツに注意する

ECサイトなどで商品を絞り込む際のアクティブパラメーターの場合。絞り込みの条件が異なっても、結果として表示されるページの内容が同じになってしまう可能性があります。

つまり、ページ内容は同じでもURLは異なっているため、クローラーには別ページとして認識するということです。検索エンジンは、URLごとにクロールを行い、それに基づいてページの評価を行います。

これにより、Webサイト内に重複コンテンツが掲載されていると認識されてしまう可能性があります。結果、SEO評価が下がってしまうこともあります。

重複コンテンツが発生しないように配慮しましょう。この場合、canonicalタグを利用してURLの正規化を行うなどの対策が必要です。canonicalタグについては別の記事で改めてご紹介しようと思います。

さいごに

URLパラメーターを活用することで、Webサイトの集客に効果的な媒体の判断が可能です。効果測定において、計測されたデータが曖昧になり、詳細が分からないことは避けていきたいところです。

施策の効果測定や改善にURLパラメーターを活用し、より詳細なデータを分析することができます。URLパラメーターを設定する前に注意点などを把握するようにしましょう。今回の記事でURLパラメーターについて知っていただけたら嬉しいです。次はURLパラメーターを作成する方法をご紹介します。ぜひ、おたのしみに!

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    サイバーブリッジでマーケターとして働くスタッフが執筆しています。

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