デジタルマーケティング

メルマガの開封率を上げる!3つのポイント

メルマガのタイトルはメールマーケティングの中でも最も注力すべき項目です。なぜなら、届けたユーザーに見てもらわなければ意味がないからです。わかってはいるけれど、「どうしたらいいのかわからない」や「開封率を上げるために件名をどうしたらいいんだろう」と悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はメルマガタイトルに着目して、開封率を上げるためのポイントをご紹介していきます。

メルマガは確実に顧客へ情報を届けられるツール

最近ではソーシャルメディアが注目されていて企業でも力を入れていると思います。それを考えるとメルマガの影が薄くなったような印象を受けてしまうのが正直なところです。しかし、メルマガこその強みを活かすことができれば、企業にとって大きな効果を生むことができます。

ソーシャルメディアは不特定多数に対しての発信のため、本当に届けたいユーザーに届いていない場合もあります。それに比べ、メルマガはすでに得ることができた顧客を対象としており、届けたい情報を確実に配信することができます。

ただし、多くのユーザーがメルマガや営業メールに日々さらされているため、開封率は決して高くないのが現状です。一般的には3~5%程度ともいわれています。

そこで重要になってくるのがメルマガのタイトルです。

メルマガタイトルの重要性

メルマガのタイトルは最重要部分であるといわれています。その理由は受信者が一番最初にチェックする箇所だからです。先ほどもお伝えしましたが、ユーザーは本当に多くのメルマガを日々受信しています。その中で自分に関係性の高いものを開封し、確認します。つまり、メルマガのタイトルでいかにユーザーを引き付けることができるかで開封率が大きく変わってきます。

メルマガの開封率を上げる3つのポイント

タイトルに限った話ではないですが、「誰に」「何を」「どう言うか」です。開封率を上げるために、ポイントを把握して活用していきましょう。

ターゲットを明確にする

「誰に」を、まず考えてきましょう。この「誰に」がすなわち「ターゲット」になります。

明確にすることで、ターゲットに刺さりやすくなります。そのタイトルを見て「自分に向けて配信されている」と分かってもらうことが大切です。

文字数は30文字前後に

次に「何を」の部分を考えていきます。伝えたいことが全て表示されるわけでなく、タイトルの文字数には限りがあります。長くなってしまうと後半の部分は表示されません。30文字前後におさめられると良いでしょう。

また、最も伝えたい「何を」の部分は前半に入れるようにしましょう。なぜなら、人が瞬時に判断できる文字数は13文字程度と言われているからです。文字数は30文字とお伝えしましたが、「伝えたいキーワードや情報は冒頭で使用する」がポイントです。

4Uの原則

最後に「どう言うか」を考えていきましょう。

魅力的な見出しを作るポイントを4つのUで表したもので4Uの原則というものがあります。

  • Urgent(緊急性)
  • Unique(ユニークさ)
  • Ultra specific(超具体的)
  • Useful(有益性)

これをメルマガのタイトルにも活用していきます。

Urgent(緊急性)

「お急ぎください」と緊急性を訴求することで「今読まなくてはいけない」という理由を与えることになります。急がなくてはいけないという心理を呼び起こす手法です。

例えば・・・「お得なセール」に緊急性を加えるなら『今から3日間限定!お得なセール』になります。

Unique(独自性)

情報が溢れているからこそ、独自性のあるユニークな表現が求められます。新しい表現や新たな言い回しが効果的です。

例えば・・・「お得なセール」に独自性を加えるなら『完売したらごめんなさい。在庫限りのお得セール』

Ultra specific(超具体的)

できるだけ具体的に書くことで、どのような内容が書かれているのか、もっと詳しく読んでみたいという欲求を引きつけます。そこで効果的なのは具体的な数字を用いることです。

例えば・・・「お得なセール」を超具体的にするなら『この冬だけお得!50%OFFセール』などが挙げられますね。

Useful(有益性)

得られる利益をしっかり伝えることで魅力的なタイトルになります。また、メリットだけでなくそれにより得られる未来を想像できる「ベネフィット」を表現することで、読み手の興味をそそることができます。

例えば・・・「お得なセール」に有益性をプラスするなら『早めの冬支度で毎朝困らない。冬物お得なセール』これはお得なセールによって冬物をゲットしたことにより、毎朝の服装選びに困らないことをベネフィットとして表現しています。

メルマガ開封率の高いタイミング

メルマガの開封率を上げるにはタイトルが最重要項目であるとお伝えしました。より効果を高めるためには、実は配信する時間帯も大切です。配信時間を軽視して、非常識な時間帯に配信してしまうとクレームにつながることもあります。メルマガ効果を高めるために、配信時間を工夫していきましょう。

ライフスタイルに合わせる

設定したターゲットに効果的に届けるためには、そのユーザーのライフスタイルに合わせることが最も効果的です。ユーザーのライフスタイルを想像していきましょう。

ビジネスマン

  • 通勤時間を狙うなら午前8時頃
  • 出社後を狙うなら午前9時~10時頃
  • スマホであれば、ランチタイムもおすすめ

業務が落ち着いている時間や自由な時間を狙ってみましょう。

一般ユーザー

主婦などの一般ユーザーには午前10時~午後2時が狙い目です。なぜなら、朝のバタバタとした時間がひと段落した頃と想像できるからです。

多忙な時間帯は避け、ホッと一息つくタイミングがおすすめです。

気をつけたい!メルマガタイトルのNGポイント

ここまで開封率を上げるメルマガタイトルのポイントやタイミングをご紹介させていただきました。

開封率を狙いすぎるばかりにやってしまいがちなNGポイントがあります。その点も把握した上でメルマガタイトルを考えていきましょう。

NGポイント①嘘・過剰表現

当然のことではありますが、メルマガタイトルに嘘やあからさまな過剰表現を使ってはいけません。これはユーザーの信頼を失ってしまうので絶対にやめましょう。

例えば「100%」や「絶対」など、確証もないのに表現してしまうケースです。確実ではないことを断言してはいけません。

先ほどターゲットを明確にしましたが、ユーザーを惹きつけたいあまりに「あなただけ」などの表現も嘘になってしまいます。もちろん、その人だけに送っている内容であれば問題ありません、が注意しましょう。

NGポイント②複数の訴求内容を入れ込む

あれもこれも言いたいことがあると訴求内容が複数になってしまいます。しかし、ユーザーからしたら読みづらく、何が言いたいのか理解ができません。伝えたいことは一つに絞るようにしましょう。

メールマーケティングの効果測定を行う

開封率をチェックし、効果測定を行っていきましょう。

メルマガの開封率は(開封率÷有効配信数)×100(%)という計算式で出すことができます。大切なポイントは「メルマガを送った数」ではなく「スパムや迷惑メールに分類されずに受信ボックスに届き開封された数」が数値としてあらわれるという点です。

効果測定には、開封率以外にも「クリック率」があります。これはメルマガ内に設置されたURLをクリックした割合を指します。

開封率、クリック率ともに目標数値を達成するにはトライアンドエラーが必要不可欠です。

ちなみにHubspotはメルマガの配信から効果測定までを一貫して行えます。こういったツールを活用すると簡単に分析ができ、便利です。

メルマガ平均開封率

業界の平均値と比べてみることもおすすめです。自社の開封率と比較し、どこを改善すべきなのか施策を練ることができます。

ベンチマーク社の【2022年版】 業種別・地域別(国別)平均メール開封率レポートによると以下のようあ開封率となっています。ぜひ参考にしてみてください。

メルマガの平均開封率一覧
【2022年版】 業種別・地域別(国別)平均メール開封率レポートによる

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サイバーブリッジでマーケターとして働くスタッフが執筆しています。

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