タイトルはSEO対策において非常に重要な役割を持ちます。そこで今回は、思わずクリックしたくなるような、効果的な設定方法についてご紹介させていただきます。
検索時に表示されるページのタイトルのことです。また、タイトルタグとも呼ばれ、WebページのHTML内のタイトルタグの記述されている文字列のことを指します。タイトルタグはページの内容を表す、とても重要なタグです。
ユーザーやGoogleにそのページに書かれている内容がどんなものかをわかりやすく伝える役割があります。
検索上位を狙うSEO対策においてページタイトルは大変重要です。
前回メタディスクリプションについてご紹介させていただきましたが、検索時にユーザーは「タイトル」と「メタディスクリプション」の内容で見るか見ないかの判断をします。すなわち、クリックしたくなるような効果的なタイトルの設定が必要不可欠です。
SEOで大切なことはユーザーの検索意図を理解し、それにあった内容であるかどうかです。
検索意図に沿ったキーワードを使い、さらにはユーザーが求める情報が記載されたページであることをきちんと伝えられなくてはなりません。
ページタイトルによってクリック率が大きく変わると言っても過言ではないほど、重要性の高い項目です。そのうえで、思わずクリックしたくなるような魅力的なタイトルを付けていきましょう。検索意図の把握の方法は、後ほどご紹介させていただきます。
ユーザーは検索時に表示されたタイトルを上から順に見て、どれを閲覧するかを決めます。つまり、自身の知りたい情報が記載されているかどうかを一瞬で判断します。逆にユーザーがクリックしたくなるようなタイトルの設定さえできれば、サイト流入が期待できるということです。
では、ポイントを3つご紹介いたします。
SEOを意識したタイトルには、必ず対策キーワードを入れるようにしましょう。なかでもユーザーの検索意図を理解した、適切なキーワードを選定します。ちなみに重要なキーワードは冒頭に持ってくると目を引きやすくなります。
キーワードの選定にはUbersuggestなどのツールの活用がおすすめです。
SEO対策にはキーワードと言っても詰め込み過ぎはかえってGoogleの評価を下げます。そればかりか、読みづらく、不自然な文章になってしまうので、気をつけましょう。
ブラウザによって表示される文字数は異なりますが、「全角30文字」以内に収めると良いとされています。なぜなら、これ以上超えてしまうと見切れてしまい、正確に表示されないからです。
この限られた文字数の中で、いかに簡潔にページの内容を伝えられるかが肝になります。
なお、伝えたいことは前方に持ってくるようにしましょう。万が一、見切れた場合でも伝えたいことは表示されるようになります。
適切なキーワードは検索ユーザーからしたら魅力的に見えますが、多くのデータを抱えているGoogleでは埋もれてしまいます。そこでおすすめなのがベネフィットをプラスすることです。
その記事を読むことにより、何を得ることができるのかを一緒に組み込むことで、他社との差別化が図れます。
実際に競合はどのようなタイトルを設定しているのかを事前に確認することもおすすめです。
30文字という限られた中でどう表現するかがポイントになるとお伝え。実は少しの工夫で印象がガラッと変わります。
かんたんに行えるので、いつもと違うタイトル作りにぜひ活用してみてください。
人の心理的な話ですが、抽象的なものよりも具体的なものに信頼を抱く傾向にあります。そこで効果的なのは数字です。数字を入れ込むことでタイトルをより、具体的に表現してくれます。
例えば、「鎌倉 おすすめ」の検索キーワードだった際に魅力的に感じるタイトルはどちらでしょうか?
数字を入れるだけで説得力が出て、思わずクリックしたくなるようなタイトルに仕上がりませんか?
クリックしたくなるようなタイトルを作るには、検索意図を理解しなくてはなりません。それには検索ニーズを把握するための4つのクエリを覚えましょう。タイトル設定のヒントになるのでとても便利です。
クエリ(query)とは「問い合わせる」の意
検索エンジンを使うときに検索窓に入力する語句を指します。
「クエリ=キーワード」のような意味合いがあります。
それぞれ考えられる検索意図を確認していきましょう。
そのキーワードについて「知りたい」という意図があります。そのため、正確な情報をわかりやすく説明することが求められます。
「知ること」がゴールのクエリです。したがって、成約などには繋げにくいキーワードです。
タイトル例 | 『〇〇〇とは?』 |
特定の場所に「行きたい」という意図があります。「実際にその場所に行くこと」がゴールになります。ゆえにまとめ記事などが好まれます。
タイトル例 | 『〇〇おすすめスポット3選』 |
特定の「行動をしたいという意図があります。行動を起こしたい人が検索するため、企業としても成約に繋がりやすいキーワードとなります。メリットなどを添えるとなお良いですね。
タイトル例 | 『〇〇する方法』 |
ユーザーが特定の商品を「購入したい」という意図があります。つまり、購入を前提とした検索のため、成約にも繋がりやすくなります。
タイトル例 | 『〇〇〇の選び方』 |
ここまでタイトルの重要性やポイントをお伝えしてきました。読み進めていただいた方は、もしかするとお気付きかもしれません。
クリック率の低いページはタイトルの見直しを検討しましょう。というのも、表示の割にクリック率が極端に低いものは、タイトルが原因かもしれません。早めに対処していきましょう。
Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」から確認することができます。特に平均クリック率よりも低い場合は、タイトルのアップデートをしてみましょう。
最後にSEO対策においてページタイトルはとても重要な項目です。そのため、ユーザーの検索意図を理解した上で、適切なキーワードを入れた30文字以内のタイトルを設定しましょう。シンプルかつ魅力的なタイトルの設定はSEO効果をより高めてくれます。また、一工夫を施すことで、驚くほどページの流入率は変わります。より効果的で、思わずクリックしたくなるようなタイトルにしていきましょう。
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